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 黒豆麦茶 改め、史汐鹿です。
 2021年12月30日開催「コミックマーケット新99」のアフターレポートです。
−新刊 リンク
 ノロケ話 as one of cases とらのあな にて通販予定!
(※2021年12月30日現在、委託手続き終了、販売開始待ちの状況です)

 2年ぶりのコミックマーケットは、これまでのものとは全然違った新しいイベントに参加しているかのようでした。
 ワクチン検査パッケージの導入などにより多大な人員を配置していた入場ゲートは、これから楽しいイベントが始まるとは思えないような物々しい雰囲気でした。
 開場アナウンスの一言目を飾った「ただいま!」という言葉は、少しの驚きと、大きな感慨を持って参加者の胸に響いたのではないでしょうか。例年に比べて少ない参加者数だったことを感じさせない拍手の力強さが、それを物語っていたように私は感じました。

 今回のコミケは、入場チケットが完全事前購入制となっていました。開場すぐに入れるアーリーチケットと、開場1時間後から入れる通常チケットの2種類。
 すぐに行列が出来てしまった2年前と違い、開場直後は本当に緩やかにイベントがスタートした印象で、関西コミティアと大差ないくらいの印象でした。
 それでも11時を回れば多くの方に訪れていただけるようになりましたが、それ以降は新規来場も無く、状況を見て導入されることもあったフリー入場も実施されない為か、来場者の波もすぐ収まり、13時ごろ(イベント終了3時間前)には例年の閉場間際のような雰囲気になっていました。実際、早期撤収をするサークルも多く、麦茶房も閉場1時間前には撤収してしまうくらい閑散としてしまいました。
 コロナ禍での安全なイベント運営の為とはいえ、個人的にはやはり寂しさを感じずにはいられない幕引きとなりました。
 今回のコミケが、2日間無事に開催され、安全なイベント運営のテストケースや指針となれば、経験を生かして次のイベント、次のコミケに繋がっていくと思います。そして新しいルールのもと、また以前のような賑わいを取り戻してくれることを切に願います。
 そのためにも、作り手として自分にできる精一杯を尽くすべく、例えペースが落ちても新作を作り続けていきたいと思います。


 大幅な来場者数の制限があり、その上でチケット購入をはじめとした手続き等があった中でも、麦茶房のスペースに立ち寄り、作品を手に取っていただけた方々には感謝しかありません。
 今回は特に、麦茶房としては初めての原作付き漫画を執筆、発表することができ、困難の中また1歩進むことができたように感じます。
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 新刊「ノロケ話 as one of cases」の発行に際して、原作曲をお貸しくださったもげへいのおふたりには頭が上がりません。「もげへいのもんたらラジオ!」第39回にて、本作の宣伝をしてくださっていますので、そちらも併せて楽しんでいただければ幸いです。
 表紙背景を担当してくれたのは蓮鍵さんです。ものすごいスピードで私の描いたキャラに合う素敵は背景を作り上げてくれたばかりか、ライティングやレイヤー効果も設計していただけました。おかげさまで私のイメージしてた表紙そのものになって感無量です。すごい!
 ネームや下描きの段階で感想やアイディアをくれたおにども(仮)友達にも改めて感謝!(※『おにども(仮)』とは、もげへいの仮設ファンネームです)

 2022年は、早速1月23日に関西コミティアがありますし、春にはJ.GARDEN、そして初夏には久しぶりの野郎フェスも控えています。
 本業の傍らなので、どこまでコンスタントに作品発表できるかは私自身見通せないところではあるのですが、来年も安全かつ楽しいイベントの一助になれるようペンを走らせ続けます!

 それでは皆さま、良いお年をお迎えください。



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